治療内容とコンセプト

1 治療コンセプト

病院のリハビリは未熟な機能(例えば座位保持が困難である)を改善する様に治療します、歩行訓練や体位変換の練習などがコレにあたります。

言い換えれば部活動の様な感じです、部活の練習がリハビリに相当します。

訪問マッサージは、部活前後の準備体操や柔軟体操にあたります。練習をする前にちゃんと体調管理と準備をすれば、練習を休む事も少なくなりますし練習効率も上がりやすいと思います。

リハビリをするにしても、元気に過ごすにしても体調管理は大切です。当院は筋緊張を下げるだけではなく、こども達の体調を出来るだけ良い状態で管理する事が最良と考えます。

その為に訪問マッサージがあり、重要な役割を担っていると思いこども達に関わらさせて貰っています。

 

2 治療内容

・小児用マッサージ

手を当てる、なでる、伸ばす、揉む等、様々な刺激様式を使い、一人一人のその時その時に合った刺激を加えて行きます。

【効果】

筋緊張の軽減

ボディイメージの構築

血圧、脈拍、呼吸等の鎮静化(リラックス効果)

感覚の経験(外界との繋がりを作る)

血流改善

 

・ストレッチ

手足の麻痺筋や低緊張筋、胸や背中を柔らかくストレッチします。

【効果】

筋緊張の軽減、または活性化

筋肉の短縮(短くなる事)の予防

呼吸の改善

筋肉の固有感覚を刺激(筋肉の伸び縮みや押されている等の感覚)

姿勢保持の支援(固有感覚を刺激する結果として)

 

・関節可動域訓練

動かしにくい、または自力では動かせない関節を可動範囲内で動かします。

(通常は可動範囲より少し拡げる様に行いますが、小児の場合は可動範囲内で行います)

【効果】

関節拘縮の予防

関節の固有感覚を刺激する

関節の軟骨、関節の発育促進

可動範囲の維持・向上

 

・局所振動法

麻痺筋を伸ばした状態でバイブレーターを筋や腱に当て1~3分程保持します、脊髄神経の抑制介在ニューロンに作用し痙縮を軽減します。

【効果】

痙縮の軽減(例えば、突っ張って踵のつかない状態を軽減します)

感覚の経験

 

・スキンストレッチ

不動や冷え、筋緊張によって硬くなった、皮膚や表層組織を弛めます。

【効果】

筋緊張の軽減

関節可動域の改善

血流改善

 

・呼吸補助

呼吸の際に生じる、肋骨の動きや皮膚の動きを肋骨を持ち上げたり、軽くポンプしたり、皮膚を動かしたりして補助します。

【効果】

呼吸を深く、楽に行えるようにする

 

色々な方法がありますが、大前提としてお子さんの体調や状態に合わせ行います。

その為、都度検査や評価を行いアプローチを考えます。