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2022-03-09 20:14:00

実は人体に痛覚は無い

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文字通りの痛覚は無い

 

「痛覚」と聞くと痛みという刺激を受け取り脳に伝えていると考えると思います。

 

あなたは10の刺激が痛覚に加えられたら10の痛みを感じると思いますか?

 

痛覚が文字通り痛み自体を伝えているならば、みんな同じ刺激には同じ痛みを感じるはずです。

 

実際の痛みは十人十色

 

例えば注射を受けて全員が同じ痛みを感じる事はありません。

これは痛覚が痛み自体を伝えていない事を示します。

 

痛覚は俗称です。

厳密には侵害受容器と言います。

侵害受容器が脳に伝えているのは、危険の可能性です。

 

「身体に害があるかも知れない刺激が来ていますよ!」とだけ

 

その為、同じ刺激(例えば注射)でも人によって痛みの程度や感じ方は異なります。

影響する因子は過去の経験や持っている情報、価値観や性格です。

 

脳がどう解釈するか?

 

侵害受容器から

「身体に害がある刺激かも知れませんよ」と伝えられた脳はどうするのでしょうか?

 

話をシンプルにします。

危険か否かを判断します。

危険と判断されれば、痛みに感じます。

危険では無いと判断されれば重さ・ダルさ程度かも知れません。

 

危険と判断しやすい状態がある

 

睡眠不足で疲れが溜まっていて、ストレス発散が出来ていない…

こんな状態は、脳が危険と判断しやすいです。

 

加えて姿勢や歪みなどと結び付けて考えてしまうと余計にストレス値が高くなり腰痛を感じやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022-03-09 09:23:00

痛みの構成要素

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腰痛は歪みや姿勢の不正だけで起きる単純な物ではない。

 

世の中の整骨院、整体屋さんは腰痛の原因として歪みや姿勢、筋肉の硬さなど構造の事しか言わない所が多いです。

 

しかし、腰痛を含む痛みは複数の要素が絡み合って起きます。

歪みや姿勢"しか"見ないから改善しないのも仕方ないのかも知れません。

 

 

痛みの構成要素

 

痛みを構成する要素は

・身体的要素

・心理的要素

・社会的要素

の3つと言われています。

 

【身体的要素の一例】

・姿勢

・栄養

・睡眠

・運動  など

 

【心理的要素】

・性格

・価値観

・信念

・知識、情報

・ストレス対処スキル  など

 

【社会的要素】

・仕事

・家族、友人関係

・理解者の有無

・コミュニティ

・地位、経済力  など

 

これらが複雑に絡み合い痛みを構成しています。

 

腰痛治療の本質

 

腰痛治療の本質は、痛み自体を減らす事ではありません。

痛みはたくさんの要素によって強められたり、弱められたりします。

 

本質的で人生を通して腰痛を緩和して行くには痛みの仕組みを知り、痛みを強める要素を減らし、弱める要素を増やす事です。

 

その様な生活習慣や捉え方を知り、実践する事です。

 

ストレスを貯めずに、ある程度健康的な食事をして、たまには散歩する。

そんな病気を予防するのと同じ事です。

 

慣れるまでの伴走をする知療院です。

 

とは言え、いきなり生活を変えるのは難しい事です。

当院の役割は基本的なコンディショニングを行い、腰痛緩和に良い生活習慣や運動、考え方を一緒に練習し慣れていく治療院です。

 

知は治なり。です!

 

 

 

 

 

 

 

 

2022-03-06 20:42:00

痛みのムラは良い知らせ

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明らかな問題があれば

ムラは少ないから

 

例えば捻挫や骨折の人が

「今日は昨日より痛くないな」という事は考えにくい訳です。

 

明らかなケガや組織のダメージを含む問題がある場合、痛みの所在は明らかであり、痛みの変動は1日の中では少ないです。(数日〜1週間単位で変動)

 

逆に

・睡眠の質

・ストレスの程度

・体調

・場所(職場or家)

・時間(朝痛く昼過ぎから楽)

など痛みが変動する場合は、明らかな問題の可能性は減ります。

 

つまり、日内変動がある腰痛の場合は明らかな問題が少ない事が多いです。

 

病院での検査で問題無いなら整体+運動、睡眠の改善などで改善する可能性が高いと考えられます。

 

 

 

 

 

2022-03-03 21:06:00

骨盤の歪みと腰痛

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骨盤の歪みと腰痛は

ほとんど関係ない

 

骨盤はそもそも左右対称で無い事も普通にあります。

 

統計的にも腰痛がある人と無い人を比べた時に、双方の骨盤の形状に差は無かったとする物もあります。

 

形状だけではなく、

・左右の傾き

・前後の傾き

これらについても腰痛のある人が特別な傾きが大きいという事ではありません。

 

 

仙腸関節障害

骨盤の関節に仙腸関節という強靭な関節があります。

この関節の弛み、捻じれといった機能障害によって痛みが生じる事があります。

これを骨盤の歪みと誤認する事があります。

 

これを「骨盤が歪んでいる」としてボキボキ矯正するのは大変危険です。

以下の症状はないですか?

・殿部、鼠(ソ)径部の痛み

・ずっと座っていられない

・でも正座は大丈夫

・片側の脚の痛み

・痛い方を下にして寝られない

 

いくつか当てはまる方は骨山ベルトなど保険適用の保存療法を試した方が良いかも知れません。

 

特に産後のママさんは注意

産後腰痛に悩むのは一般的だと思いますが、産後は仙腸関節障害になりやすいタイミングです。

 

産後の骨盤矯正などと言って、骨盤を小さくする為にグイグイやった結果、強い腰痛になる事も有り得ます。

 

 

 

 

 

 

2022-03-02 08:36:00

痛み授業の必要性

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結論

痛みの知識や捉え方を更新すれば、ほぼ間違いなく痛みのボリュームは低下します。

 

かつ不安や心配も減るので中長期的なメリットが高いのが特徴です。

 

 

犬が恐い人と犬が好きな人

物事は"どう捉えているか""どう思うか"によって事象が同じでも結果は異なります。

 

犬が恐い人は、犬と相対した時

①「犬だ」←認知

②「恐い!」←感情

③血圧、脈拍、痛み感度⇧、発汗、緊張など←身体反応、ストレス反応

④離れる←ストレス回避、行動

⑥「噛まれるかと思った、鳴き声とかしなかったけどな。注意しなきゃ。」←学習、恐怖強化(より敏感に)

 

 

犬が好きな人が犬と相対した時

①「あ!ワンちゃん」←認知

②「かわいい〜」←感情

③リラックス、落ち着き←身体反応

④触れ合う←愛着行動

⑤「やっぱりワンちゃんかわいいな〜」←学習、愛着強化

 

同じ条件でも、それをどう捉えているか?で身体反応は変化します。

 

腰痛で考えると

・姿勢が悪いと痛む

・私の腰は弱い

・筋肉が減ったから痛い

・骨盤が歪んでいる

 

この様に捉える人は姿勢の変化や歪みという、誰にでも起きる一般的な変化に恐怖、ストレスを感じます。

 

この様な状態は、痛みに対する感度も上がるので痛みを感じやすくなります。

 

①認知

「あ、悪い姿勢してた」

②感情

「また硬くなっちゃうな(不安)」

③身体反応、ストレス反応

痛み感度、筋緊張アップ

④体験

「イテテテ、腰が痛いな」

⑤学習、強化

「やっぱり姿勢悪くしてたからだ。」

より姿勢変化に敏感になり終わりの無い負のスパイラルへ・・・

 

 

修正点はいっぱいあるのに

姿勢や歪み、硬さにばかり傾倒した腰痛の捉え方だと他の科学的に関連のある大切な事を見落とすリスクがあります。

 

 

 

 

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