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2022-02-26 16:40:00
歪みが当てにならない3つのワケ
歪みは根本原因なのか?
原因とするには、いくつかの要素が必要になります。そのうちの1つが
・時間的先行
です。
Aが先に起きた事でBになった。
だからBはAの原因と言える。
※本来、時間的先行だけで証明は出来ません。
歪みが原因とするのは無理、無意味
歪みが発生した後に腰痛が起きた事を証明する必要がありますが、まず不可能です。いつ歪んだか?は誰にも分かりません。
加えて歪みは異常な事では無いと考えるのが医学的には一般です。
何故なら
・骨の形はみんな違う
・内蔵の大きさ、筋肉の付き方も違う
・同じ個体内でも骨の形は不揃い
なので、そもそも画一的な理想の骨格なんて物がありません。
顔の形、足の大きさ、身長、肩幅などみんな違います。これは骨格がみんな違う事を意味しています。
その歪みは正常?異常?
骨格の歪み、骨の形の差などは普通にある一般的な事と説明しました。
もう1つ問題なのは、その歪みが
・もともとある物
・最近出来た異常な物
どちらかが分からない事。
触って歪みが分かったとしても、それが正常か異常かを測る手段はありません。
つまり治療の対象なのか否かが分かりません。
これを医者に例えれば
「よく分からないけど、このお薬出しておきますね。」と同じ事です。
まとめ
① 歪みを原因と断定する事は不可能
② 歪みは顔や背格好が違う様に一般的
③ 歪みが正常か異常かが分からない
以上、歪みとはとても不確かなモノであり、セラピストの思い込みや解釈を含む根拠の希薄な現象です。